卒園式に着物は非常識⁈母親の服装で着物を選ぶメリットとデメリットは?

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3月は幼稚園や保育園は勿論、学校の卒業式があります。子供の大切な卒園式に着物を着て参列したいとお考えのお母様もおられます。

かつて卒園式に着物を着て参列されるお母様も多かったのですが、最近は着物を着る方が少なくなったこと等ライフスタイルの変化に伴ってスーツを着る方が圧倒的に多いです。

着物を着る事はもう非常識なの?と言う声も聞こえてきそうですが非常識では無く非日常。大切な時だからこそ着物を着る際のポイントを上げてみたいと思います。

卒園式に着物を着る事のメリット〜非常識どころかマナーもバッチリ

子供の卒園式にお母さんが着物を着て出席したら、いつもとは違う綺麗なお母さんとして印象づけられて喜ばれるものです。

そこで着物を来て卒園式に出席した際のメリットを上げてみます。

特別感を出して他の保護者と差をつけられる

着物姿は普段とは違う特別な装いで、お子様の卒園式という晴れ舞台にふさわしい華やかさを演出でき、凛とした立ち姿は、お子様にとっても一生の思い出となります。

卒園式では、多くの保護者がスーツで参列します。着物姿であれば、他の保護者と差をつけられ、お子様にとっても目立ち、誇らしい気持ちになる事が出来ます。

礼装の着物は卒園式に相応しい

卒園式は、お子様にとって大切な節目となる大切な行事です。着物はそのようなフォーマルな場にもふさわしい格調高い服装であり、お子様の門出をより華やかに彩ります。

逆に非常識どころか礼儀正しい雰囲氣を持つことが出来ます。

姿勢が良くなり、自信を持てる

着物は着付けによって背筋が伸び、自然と姿勢が良くなります。姿勢が良いと、見た目だけでなく気持ちも引き締まり、晴れ舞台にふさわしい立ち居振る舞いができます。

また着物は体型をカバーしてくれる効果があり、体型に不安のある方も安心して着物に袖を通して自信を持って着こなせます。

自信を持って出席することで、お子様の卒園式をより華やかに過ごすことが出来ます。

記念撮影にも映えて思い出に残る

着物姿は写真映えするため、お子様の卒園式の記念写真にぴったりです。思い出の写真に、美しい着物姿を残しておくことができます。

着物姿で参列することで、お子様の卒園式がより思い出深いものになります。お子様にとっても、母親の着物姿は一生の思い出となります。

実際私も卒園式の時には母が着物で出席したり写真を一緒に撮った時は、すごく嬉しかった事を覚えています。

卒園式に着物を着て出席するデメリット〜非常識にならないように

普段から着物を着る機会がない方は慣れていない分難しく感じてしまう事があります。こうした着物を着るデメリットを上げてみます。

慣れていないから動きに負担がかかる

着物は帯で締め付けられているため、普段のように自由に動くことができません。特に、立ったり座ったり、階段を登ったり降りたりする動作が難しくなります。

園によっては体育館や広い部屋で行われることが多いため、移動が大変になる可能性があります。

トイレの問題

着物は着脱に時間がかかります。そのためトイレに行くのが大変になります。特に、小さなお子様がいる場合は、着物の着崩れを防ぎながらの介助をするようになります。

お母様ご自身もトイレに行く際には、着物の裾を上手く持ち上げて用を足し、着物を汚さないように注意する必要があります。

必要な道具が多く、着付けが慣れないと大変

着物を着る時、ただ着るだけではなくなります。着物本体の他に、帯、襦袢、長襦袢、帯締め、帯板、伊達締め、重ね衿、半衿など多くの付属品が必要になるからです。

これらの付属品はかさばるため、持ち運びが大変になりますし、着物を着るための着付け道具も必要になります。洋服よりも準備や着付けに時間や余裕が必要になります。

洋服よりも目立つ

卒園式では、スーツを着ている保護者が多いため、着物を着ていると目立ちます。人によっては、注目されることに抵抗を感じるかもしれません。

地域や幼稚園によっては何を着たらいいのか、ほぼ決まっている場合もあるので事前に調べておく必要があります。

着物を着たいと思っても、ブラックフォーマルにコサージュを付けるところもあるみたいですので十分に注意を払って下さい。

天候に注意

着物は天候に左右されやすいので、雨の日や寒い日は注意が必要です。着物は繊細な衣服なので、汚したり破いたりしないように注意しなければなりません。

お天気の悪い時でも、どうしても着物を着たい場合には着物用の雨コートや雨草履、カバー、替えの足袋の用意を忘れないで下さい。

お天気が悪くて着物を着る事が難しいと判断した場合は洋服にする事も考えられた方がいいと思います。

卒園式の着物は何着たらいい?非常識にならない装いは?

着物にもそのTPOに相応しい装い方やルールがあります。その決まりを踏まえて着ないと非常識になり、恥ずかしい思いをします。

ここでは卒園式に相応しい着物を紹介していきますので、参加にして頂けたら幸いです。

  • 訪問着
  • 付け下げ
  • 色無地(一つ紋入り)
  • 江戸小紋(三役、一つ紋入り)

着物の色合いも淡いグリーンや淡いブルーやピンク、クリーム色など春のイメージに合うものがオススメです。

今取り上げてみた着物は準礼装でスーツと同様に着る事が出来ます。訪問着や付け下げもシンプルなデザインの着物を選ぶと卒園式から浮く事なく非常識な装いになりません。

特に卒園式に相応しいのは色無地。これに一つ紋を入れると準礼装となり、主役のお子様を立てる装いになります。

江戸小紋も三役と言われる鮫、角通し、行儀の柄に一つ紋を入れると色無地と同様に着る事が出来ます。

帯は袋帯を二重太鼓に結び、クリーム色等のエナメルの草履を合わせると大丈夫です。柄も吉祥柄と言われるおめでたい柄や春の季節の花柄の物を選ぶとピッタリになります。

ここで上げた着物を上手く着こなせば非常識にはならないので安心できます。むしろ式典の場に相応しいお祝いが出来るので堂々と出席するべきです。

卒園式に着物は非常識じゃない!素敵に着こなして晴れの日を

子供の卒園式という晴れの日に着物を着たい!と着付けにチャレンジされる方もおられると思います。ですが、最近ではスーツが主流です。

着物は慣れていないから諦めようかな、と考えられていたら、これを機にチャレンジしてみるのも素敵です。

箪笥の中にお母様から譲り受けた着物があったり、着物のレンタル、リサイクルショップでの購入などを利用して最初の一歩を始めてみてはいかがでしょうか?

これから着物に親しんで入学式や色々な場面で着物を着る機会を作ると楽しくなります。

卒園式に着物で出席したり写真を撮って、楽しい門出を送れますようお祈り申し上げます。

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