梅干しに加える梅酢に漬かったもみしそ。色付けや梅干しの味の深みを加えるのに欠かせません。
少ない量で梅干しを漬けたら、どうしてももみしそも余ってしまいます。漬物の他にも、どんな料理に使っていけばいいのか頭を悩ませる方も多いと思います。
このもみしそが余った時にどんな料理に加えていけばいいのか、私の使い方や他の使い方を紹介していきます。
もみしそは市販が楽に使えますが手作りも簡単に作れます
もみしそは、赤紫蘇を塩で揉んであくを出し、その後梅酢につけたものです。これは梅干しを漬ける際に欠かせないもので、梅干しと一緒に手作りで入れる方も多いと思います。
私ももみしそは作っていないので手作りしてみようと考えています。
材料 梅干し1kg分
赤紫蘇:18g(梅の量に対して10%)
塩:大匙2杯(赤紫蘇に対して18%)
白梅酢:浸るくらい(なければ酢250ml、水250ml、塩100g)
①赤紫蘇を枝からはずしてしっかりと水洗い。よく乾かして置く。梅干しは梅雨時ですので、天候や店頭に並ぶタイミングを読くみて赤紫蘇を購入してください。
②塩を赤紫蘇にまぶしてしっかりと揉んでアクを出す。アクを徹底的に絞って捨てていきます。これを2回アク出しします。
③梅酢と一緒にジップロックに入れて保管する。梅酢はひたひたに漬かるくらいの量。なければ上記の合わせ酢を作って漬けます。下記のリンクに詳細レシピが書かれています。
赤紫蘇はもみしそだけでなく赤紫蘇ジュースを作って飲んでも夏バテに効く美味しいジュースが出来ます。
夏になってもみしそを作る時期が来ましたら参考に作って頂けましたら幸いです。もちろん、もみしそを作ることが難しく思われたら梅干しの季節に購入することが出来ます。
漬物を作る時の市販のもみしその使い方
梅干しを作る際に購入したもみしそが余ることがよくありますが、いろんな漬物を作る際に使ってしまうのが1番使いやすいです。ここでは、もみしそを使った簡単な漬物を取り上げてみます。
しば漬け
市販のもみしそを使う料理としては、しば漬けでたくさん使うことが出来ると思いますので是非チャレンジしてください。
材料
- キュウリ2本、ナス2本、みょうが2個、生姜(新生姜の季節には新生姜を使うと美味しい)適量
- 塩 10g
- 市販のもみしそ 50g
- みりん、リンゴ酢 各50g
作り方
①キュウリ、ナス、みょうがは縦半分に切った後、斜めに切って置く。新生姜も千切りにする
②塩10gをまぶし、下漬けをする。水分が出てきたらしぼって水分を切っておく。
③もみしそ、レンジにかけて煮切ったみりん、リンゴ酢に②を漬けて半日から1日置くと完成。
このレシピは人気サイト『白ごはん.com』を参考にして作ってみました。簡単にしば漬けが出来ますので参考にして作ってください。
もみしその浅漬け
これは、キュウリや大根が料理をしていて余った時に使い切りの為によく作ります。即席のさわやかな浅漬けでご飯のおともにピッタリで食欲不振の時にはお茶漬けに入れてよく食べます。
材料
- キュウリ1本、大根50g
- もみしそ15~20g、味の素
作り方
① キュウリは輪切り、大根はいちょう切りにしておく
② ①をポリ袋に入れて、もみしそと味の素も一緒に入れる。味がなじませるのに6時間以上は置いて下さい。時間がたつと完成です。
もみしそはこうして簡単な漬物作りに活躍出来ますので余ったときにサッと使うことが出来ます。
市販のもみしその漬け物以外の使い方
市販のもみしそは漬物以外にも色々な調理方法で美味しく使うことが出来ます。ここでその一例をあげていきます。
乾燥してゆかりふりかけに
もみしそでよく作られるゆかりのふりかけです。夏場でしたらザルに広げて直射日光にあてる。暑い季節が過ぎたら電子レンジで少量ずつ乾燥させてふりかけにします。このふりかけはおむすびは勿論、あえ物やてんぷら粉に混ぜて白身魚や鶏肉を揚げたりと重宝するシンプルで美味しいふりかけになります。
あえ物
もみしその酸味を活かしたあえ物も美味しく使うことが出来ます。
茹で鶏、キュウリやみょうがを千切りにしてもみしそと和えるだけでちょっと小鉢を作ることが出来ます。
もみしそはそのままでは味が濃いので細かく切ってから使うと食べやすくなります。お好みで出汁醤油などで味を調えて下さい。
キュウリだけ、長芋だけでももみしそと和えると美味しくなります。
私はこの出汁醤油をいつも使っています。煮物やお浸し、うどんだしなどこれでほとんど美味しく使うことが出来てすごく重宝しています。
野菜の肉巻き
野菜の肉巻きの味付けにもみしそを使ってみると、さっぱりとした味つけで美味しく食べることが出来ました。
昆布豚バラ薄切り肉に塩コショウした後、もみしそを少し敷いてから長芋を巻いて焼きました。
食べてみると、もみしその味で食べやすいので夕食やお弁当のおかずにもぴったりです。
市販のもみしその使い方はたくさんあります
市販のもみしそは梅干しだけでなくたくさんの調理に使うことが出来ます。
ふりかけはもちろん、あえ物や揚げ物など毎日の食事に役立てることが出来るので使い切ることが出来ます。
もし使い切ることが難しいと思った時は冷凍保存して少しずつ使い切ると大丈夫です。
市販のもみしそで漬物以外の料理も色々楽しんでいきましょう。