災害時に役立つ「乾物」のメリットとは?備蓄におすすめの理由とストックリスト

食材
記事内に広告が含まれています。

地震や台風などの自然災害が多い日本。非常時に備えて食料をストックしておくことは大切ですが、その中でも「乾物(かんぶつ)」はとても頼れる存在です。

乾物は昔から保存食として使われてきましたが、災害時にも大きな力を発揮します。今回は「乾物 災害時 メリット」という視点から、具体的に解説していきます。

災害時に役立つ乾物は日本が誇る保存食

乾物とは、食材の水分を抜いて乾燥させた保存食品のこと。

代表的なものに次のような種類があります。

昆布、わかめ、ひじきなどの海藻類

切り干し大根、干ししいたけ、高野豆腐などの野菜類

干し魚、煮干し、桜えびなどの魚介類

春雨、干し麺、のりなどの加工品

水や調味料さえあれば、手軽に栄養豊富な料理に変身します。

災害時に乾物を備蓄するメリット

1. 長期保存ができる

乾物は水分を抜いているため、常温で数か月から数年と長持ちします。冷蔵庫が使えない災害時でも安心です。

2. 軽くてかさばらない

缶詰やレトルト食品に比べて軽量で、ストック場所を取らないのも大きなメリット。避難時に持ち運びやすいのも助かります。

3. 栄養が凝縮されている

乾燥によって栄養価がぎゅっと詰まっているのも乾物の特徴。

干ししいたけ:ビタミンD 切り干し大根:食物繊維、カルシウム 高野豆腐:たんぱく質 普段不足しがちな栄養素を、災害時でも補うことができます。

4. 水や少量の火で調理可能

乾物は水で戻すだけで食べられるものが多く、火が使えなくても食事を作れます。

ガスや電気が限られている状況でも調理しやすいのは心強いポイントです。

5. 普段の料理にも使える

「非常食はローリングストック(普段から使いながら買い足す)」が基本。乾物なら日常の料理に取り入れやすく、ムダなく備蓄を続けられます。

災害時におすすめの乾物ストックリスト

非常時の非常食には、栄養バランス・保存性・使いやすさの3点が大切です。ここでは、普段の料理にも使いやすく、備蓄しておくと安心な乾物をまとめました。

【海藻類】

わかめ(乾燥):水で戻すだけで味噌汁やサラダに 昆布:出汁としても食材としても使える ひじき:カルシウムや鉄分が豊富

【野菜類】

切り干し大根:酢やツナ缶と和えて副菜に 干ししいたけ:旨みが強くスープや煮物に便利 干しごぼう・乾燥にんじん:汁物に入れるだけで栄養アップ

【豆・大豆加工品】

高野豆腐:主菜代わりになるたんぱく源 乾燥大豆・蒸し大豆パック:手軽に栄養補給 きな粉:お湯や牛乳に混ぜてエネルギー補給に

【魚介類】

煮干し:出汁にもカルシウム補給にも 桜えび・干しえび:香りづけや旨みアップに 干物(真空パック):常温で保存できるタイプを選ぶと安心

【穀物・麺類】

春雨:熱湯を注ぐだけで食べられる 乾麺(うどん・そば・そうめん):比較的調理が早い もち麦や雑穀ミックス:ご飯に混ぜて栄養強化

【その他】

のり:ご飯やおにぎりに巻くだけで食欲アップ 寒天:サラダやデザートに活用可能 乾燥野菜ミックス:インスタント食品に加えるだけで栄養プラス

乾物ストックのコツはローリングストック方式で

ローリングストック方式:普段の食事で使いながら買い足す 小分けタイプを選ぶ:開封後に使い切りやすく衛生的

栄養バランスを意識:炭水化物・たんぱく質・ミネラルを組み合わせる

災害時の食事にメリットがたくさんある乾物を普段から使いこなそう

長期保存できる 軽量で持ち運びやすい 栄養価が高い 調理が簡単 という点で非常に優秀な備蓄食材です。

さらに「おすすめストックリスト」を活用すれば、非常時でも栄養バランスを整えやすくなります。普段の食卓に取り入れながら、もしもの時に備えておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました